OVERVIEW

2017年10月、21_21 DESIGN SIGHT にて開催された 中沢新一氏ディレクションによる「野生展:飼いならされない感覚と思考」にて、aircord は南方熊楠が唱えた「縁起」の視覚化や、熊楠が関心を寄せていた「脳の未開拓な領域」への可視化を試みたインスタレーション作品を手掛けました。

誰しもが持つ神経細胞の巨大なネットワークである脳は、あたかも宇宙の大規模構造や肥大化したインターネットに擬えることができます。そして、それらのイメージは華厳経で説かれるインドラの網、即ち熊楠が描いた南方マンダラの概念へも拡張が可能なのではないかと我々は考えました。本作は、360度カメラが来場者を発見すると、ニューロン (神経細胞) 間に電気信号が伝わるかのごとく映像が反応し、カメラが捉えた空間の映像がリアルタイムで作品内へ反映されます。これにより来場者は作品の一部となり、まるでインドラの網の宝珠のように球体内に組み込まれます。宝珠と現実空間が相互反射することで、一つの宝珠に宇宙のすべてが収まるというダイナミックな生命観 「一即多、多即一」 (ひとつは全体であり、全体はひとつであること) が表されます。

YEAR
2017
CLIENT
21_21 DESIGN SIGHT
CATEGORY
Projection ,Interactive ,Visual System ,
PLAY VIDEO

CREDITS

  • Producer
    Toshiyuki Hashimoto (aircord)
  • Director / Concept Design
    Seiya Nakano (aircord)
  • Software Developer / Projection
    Hisaki Ito (aircord)
  • Sound designer
    JEMAPUR